言葉のもつ影響力って思った以上に大きいよね。
みなさんは自分の発する言葉に気を使っていますか?
何気ない言葉が知らないうちに人を傷つけてる。なんてよく言うけど、もしかしたら、「傷つく」だけじゃなく、相手の性格とか夢まで変えてしまうかもしれないって思うから。
本当に言葉を選ぶときは気をつけないとねって話を今日はします。
わたしは小学生の頃、歌うことが大好きでした。合唱部に入っていて、昼休みにある歌の練習が楽しみで楽しみで仕方ない。そんな子でした。
先生にもよく褒められました。表情が豊かで活き活きとしてるねって。
音楽の授業でサウンドオブミュージックをみてからは、毎日口ずさんでいました。笑
ある時、先生がみんなのお手本になってねと、わたしは、ひとり前に出て歌うことになりました。わたしはいつも通り歌ったのだけれど、ひとりの男の子が「顔が変」って小さい声で言ったんです。ショックでした。
楽しい場面、悲しい場面、声色や顔の表情で小学生のわたしなりに曲の表現しようとしていたんです。でも、その表情が他の子たちから見るとオーバーで、おかしく見えたんでしょうね。
それからは人前で歌うときは無表情を心がけました。
中学生の頃。勉強は好きでも嫌いでもない。成績は中の上。まぁ、普通というやつです。数学は苦手だったけど、他の教科に関しては、特に苦手意識は感じていなかったんです。
中学2年生の時、歴史の先生からこんなことを言われました。たぶんテスト返却のときかな。
「お前は本当に歴史苦手なんだな」
「え?わたしそんなこと言いましたっけ?」
内心はこんな思いでした。言いませんでしたけど。
その当時のわたしは、歴史の授業が嫌いだとか、歴史のテストが苦手だなんて全く思ってなかったんです。なんで、先生がそんなことを言ったのか未だにわかりません。
もしかしたら、他の生徒よりもダントツで点数が悪かったのかもしれない。もし、そうだったとしても、先生目線で勝手に点数だけで「歴史が苦手な子」とは決めつけないでほしかったな。
それからのわたしは、なぜか歴史が苦手だと感じるようになりました。心なしか点数も少し悪くなったような…
高校生になり、選択科目で地理か歴史かって選ばなくちゃいけない時も、地理を選びましたよね。
「おまえは歴史が苦手なんだな」という先生の一言から「わたしは歴史が苦手なのかも…」って思い込んでしまっていたんです。
知らない間に他人から発せられた言葉に縛られていたんです。
言葉のもつ影響力って自分でも意識していない間に、じわりじわりと近づいてくるような。そんな気がしています。
だからこそ、「あなたって〇〇な人だね!」って〇〇にマイナスな言葉はあてはめちゃいけない。
じわりじわりと近づいてくる言葉だからこそ、プラスに染み込む言葉に言い換えればいいんだな。そうすれば、いい事の連鎖が生まれるな♡って思うのです。
インフルエンサーって言われる人達の言葉はもちろん影響力大だけど、それよりも、身近な友人とか恋人とかが発する言葉の影響力の方が強い時だってある。
「あなただったら絶対できるよ」
「あなただったら大丈夫」
その一言で、頑張れることもあるだろうし、諦めないでやってみよう!って思える日があるかもしれない。
「夢」とか「希望」とか「幸せ」とか。
わたしと話をした誰かが、そんな温かさを感じられるような。時間がたって名前とか顔とか忘れられても、こんな言葉かけてくれた人いたなーって思い出してもらえるような。
そんな素敵な人になろう。
こはる。